food computer: 自動で植物を育てる機械を自分で作って、育て方を世界で共有する


先日たまたまテレビでTEDを見ていたらものすごく面白いものを紹介していたのに
日本語の紹介記事がまるでないので紹介したくなった。
プロジェクトはMITで展開され、Open Agricultureと呼ばれている。

該当のTEDはこれ

CEOのCaleb Harperの主張はこうだ。
・農作物の栄養は、収穫から食卓に届くまでで多くが失われる。
・気候変動など、農業にはコントロールできないリスクが多すぎる。
・農業は辛すぎる。どの国でもだれも就労したがらない。

ではどうするか?

世界中のどこでも農作物が育つようにしてやればよい。
誰でも簡単に。

つまりは最近注目されている植物工場とかそういう話なわけだが、Calebはここからさらに先へ行く。
彼が作ったfood computer、設計図からソフトウェアまですべてがGithubで公開されているのである。
github: https://github.com/OpenAgInitiative

3dプリンタで出力可能なCADモデルなど(現在はalpha版だが)もある。
卓上サイズ、raspberry piで動くらしい。

また、生育される植物はすべてにIPアドレスが付与され、与えられた環境(二酸化炭素濃度など)とその生育状況がつねにモニタリングされる。

自分は植物のことはよくわかってないが、生育後期に二酸化炭素濃度を上げるとイチゴが甘くなる、みたいな反応があるらしい。
彼はこの育てかた–レシピみたいなもの–を世界中で共有することで、好みの味を再現することが可能であるとした。

これにより、農業従事者のもつ眼を、初心者も容易に獲得できるというわけである。
データから今の育て方には水分が足りないなどがわかるわけだ。

さらに、MITのこの植物センターのIPは公開されており、まるでシミュレーションゲームのように自分で好きなように育てることができる。
子供達の教育にも使え、さらに次世代の農民を育てることにもつながる。

これすごく面白い取り組みですね。
悲しいかな、アメリカをはじめ、ヨーロッパ、中国、韓国、オーストラリア、ブラジル、インド、サウジアラビアなど各国で取り組みがあるのに日本だけない。。。

会社でやらせてくれないかなぁ。

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