フランス人は本当に35時間しか働かないのか?


フランスと言えば、法定週35時間労働。日本でもたびたび「こんな国で働きたかった」などとニュースになったりしますが、果たしてその実態はどうなのか?というところの、働いてみた感想、他のフランス人達と話して聞いてみた感想をまとめてみます。

「それはイメージだよ」(仏男性、30代)

夢を壊すようですが、というか自分も日々壊されているんですが、正解は×です。時間は仕事によるようです。
時間給で支払い可能なタイプの仕事、例えば飲食業の店員やら接客の受付やら、は本当に35時間らしいです。言い換えれば、残業がほとんど発生しないような仕事であれば。
(飲食業は残業発生する!という指摘は全く正しいんですが、彼らは仕事があろうと帰ります。だからフランスの店は汚いし、備品の管理が行き届いていない)
が、仕事量が時間で計れないor時間と比例しないような仕事、例えばエンジニアなどについては、フツーに残業します。自分は今週45hくらいで、自分が今いる会社でも9時—7時超で働いている人は数多くいます。まぁ日本とは比べ物にならないんですけど。

「でも家族の誕生日とかは早く帰っちゃうかな」(仏女性、年齢不詳)

自分の上司もそうですが、用事がある日は午後3時とかでも帰ってしまいます。他にも、残業した分だけ他の日の休みに回せるシステムがある企業などでは、例えば火曜〜木曜で毎日2時間残業したから金曜日は午後休みます、ということが可能だとか。うーん、やっぱり羨ましい。

「バカンスもあるしね」(仏男性、20代)

例えその仕事の担当者が全員同じ時期にかぶろうと、1ヶ月は当然のように休みます。その間仕事はストップ。
バカンスの時期は、パリからいなくなる人よりもバス会社の人間が休む数が多すぎて、バスは普段より混みます。仕事も「今担当者いないから」で全部ストップ。手続きもストップ。
文句なんて言っても「だって今バカンスなんだもん」で終わります。ぐぬぬ。

じゃあなんで仕事が上手く回るのか?

 これは本当に分からない。GDPにすれば世界で6位とかで、一人当たりにしても日本より上。(参考リンク
スーパーに行けばレジはしょっちゅう壊れるし、30分くらい待つし、店員は突然どっか行っちゃう、こんなことが日常茶飯事のこの国がどうして生産性が高いのだろうか?
 ドイツで働いていた人の話では、立場が上の人たちがものすごく頑張るらしいです。上の人が必死に帳尻合わせて下の手抜きの埋め合わせをするので、仕事が回るらしい。フランスも同じ状況なのだろうか。
 日本では皆朝から深夜まで働いているのに、どうしてこんな休みまくっている国の方が上手くいくんでしょうか?日本で大企業の中をじっくり見てなかったのが残念ですが、あと半年いる間で深く掘り下げていきたいところです。

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